迷子猫のあしあと -ねこてっくすのblog-

迷子ペットの飼い主さんサポートサイト「ねこてっくす」のブログです。 飼い主さんから一つでも多くの心配や不安を減らし、少しでも前にすすんでもらうことを目的としています。

迷子ペットチラシ・ポスターの話

自作のチラシで情報が入らないときに見直したいポイント

今回は、
「自作のチラシで情報が入らないときに見直したいポイント」
についてご紹介します。

自分で作ったチラシでは情報が入ってこなかったのに
「ねこてっくす」のチラシにしたらなぜか入ってきた!
というケースはよくあります。

多くは、この非常事態で慌てて作っているために
「大事な点が見えにくくなってしまっている」ことが原因です。

「なかなか情報が入ってこない」「原因が分からない」
という飼い主さんの参考になりましたら幸いです。



①猫さんの「特徴」

飼い主さんが、
「うちの子のことは私が一番よく分かっている」と
思うのは当たりまえのことです。

なので、まずは「うちの子の特徴」を
チラシにも載せると思うのですが、

ですが、

実はここに、
飼い主さんだからこそ見逃してしまう盲点があります。


飼い主さんが思っている「うちの子の特徴」と、
一般の人が見る「あそこで見かけた猫の特徴」は、
違っている場合があります。

飼い主さんが毎日見ている猫さんと、
毎日見ていない人が一瞬見かけた猫さんでは、
見るポイントが違うからです。


飼い主さん目線だと、どうしても細かい部分に
目がいってしまいます。

多頭飼いされている方は特に、
ほかの子と区別しようとしますので、

耳と耳の間の毛の色が違う、とか
お尻のあたりの毛が薄い、とか
右後ろ足にポイントがある、とか

「一部分」を特徴として見てしまうことが
多いのではないかと思います。


なのでつい、そこをメインに載せてしまいます。


もちろん、
動物病院や個人宅で保護された場合は、
細かい部分で本人かどうか判断しますので、
載せておくことは、間違いではないです。


でも大きくアピールするのは「そこじゃない」場合が多いです。


一般の方が道でネコを見かけたら、まず

ネコを「ネコ」としてとらえます。


目線は、「部分」ではなく、「全体」です。


なので、たとえ茶トラ白の猫さんでも、
三毛猫さんでも、

けっこうおおざっぱに、
「茶色っぽいネコがいた(かもしれない)」
ととらえます。




わたしたち猫好きの場合は、
「キジトラ(白が入ってるか入ってないか)」
「カギシッポ」「ポイントあり」と
見分けることができますが、

普段見慣れていない人は、こういった部分を
なかなか特徴としてとらえることができません。


ではどうしたらいいのかというと、

「まずは全体としての特徴を教えてあげる」ということです。


あなたの猫さん、
「ぱっと見」どうなのか、考えてみてください。


ぱっと見、全体像として見たら、

耳と耳の間の毛の色が違う猫
お尻のあたりの毛が薄い猫
右後ろ足にポイントがある猫

ではなく、

ただ単に


「大きい猫」
「茶色と黒で、アゴだけ白い猫」
「シッポが長い黒猫」

なのではないでしょうか。



最初の間口を広げることで、入ってくる情報は多くなります。


あせる気持ちはとてもよく分かりますが、
最初から「うちの子だけの確実な情報が欲しい」と思わずに
広く情報を集めて、そこから絞っていくほうが近道です。



愛ゆえに見えなくなることは多いです。

単純なことは盲点です。

いったん落ち着いて考えましょう!



それから、飼い主さんの前でしか見せない「しぐさや鳴き声」などは
外で同じように見せる可能性はかなり低いです。
「特徴」とはなりませんので、ここも気をつけていただきたいなと思います。



②連絡先


連絡先は最低限、
「電話番号」と「メールアドレス」は載せておきたいです。

連絡する手段が少ないと、
せっかく見かけた方の情報を
逃してしまうことにもなります。

「電話かけるのはちょっと・・」という若い方達や
「メールができない」という高齢者の方達ともつながれるように、
両方書いておくことをおすすめします。

「携帯の番号書いて大丈夫かな」
「アドレス載せたら迷惑メールが来るのでは?」

という心配もあるかもしれませんが、

私は、
もしかしたら来るかもしれない大事な情報を逃す方が
心配です。




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※現在、個別のメンタル相談は、受付しておりません。 



別のデザインのチラシを配ると混乱されますか?

こんにちは。ねこてっくすです。
このたびは長い間のお休み、大変申し訳ありません。。

現在、復帰のためのリハビリ中ですので、
もう少しお待ちいただければなと思います。

あたたかいメッセージをたくさんいただきまして、
ほんとうにありがとうございました。


まずは飼い主さんからご質問をいただいていた件について、
そのお答えをシェアしていきたいと思います。

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プライベートな内容が入っているので、
かいつまんで説明しますと、


「自作のちらしをポスティングしたけれど、
ねこてっくすに依頼して、別の種類のデザインになるのは
受け取った方々が混乱するかもしれないと思い、迷っています。」


というご相談です。


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これはですね、
「自作のものと同じように作ってほしい」という依頼も
たまにあるので、合わせてお伝えしておきたいのですが、


まず、
2種類のチラシが必ずしも、

「同じ猫のもの」である、と思ってもらわなくていい、

ということがあります。


たとえば、1回目のチラシを見た人が、
2回目のチラシも見るとは限りません。

2回目を見た人が1回目を見ていない可能性もあります。

両方見た人は、「また猫ちゃん迷子?」と、他の猫かもしれないと思って、
あらためてジッと読んでくれるかもしれませんし、

「同じ猫だ!」と気が付いた人は、
「飼い主さんよほど必死に捜してるんだな」と感じると思います。


なので、チラシのデザインの違いについては、
特に気にされなくてもいいと思います。


むしろ混乱してもらった方が、記憶には定着します。


迷子さん探しのためには
広く知ってもらうこと、そしてできるだけ長く覚えていてもらうことが
重要だからです。


どうしても人間というのは「慣れてしまう」生き物ですので、
いつも同じデザインのチラシを使っているという飼い主さんは、
あえてイメージチェンジしてみることをおすすめします。

「よし今度こそーー!!」って、
気持ちもまた前向きに変わりますからね!





そしてこんな感じのお返事を書いた後日、

飼い主さんから、

「猫を無事に保護することが出来ました。」

というメールをいただきました!



めでたしめでたし(●´ω`●)でした♪





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チラシの反応がありません

「ポスティングや折込をしたのですが反応がゼロです」
「残念ながらまだ1件も情報が入りません」

情報が入ってこないことで考えられるのは、
チラシを配った地域や、枚数が足りない、または連絡手段が少ないなどの内容の問題、
猫が上手に隠れすぎて姿が見えない、などなどさまざまな影響があるとは思いますが、
今日は「人の反応」に絞って書いてみます。


チラシを見て「どう反応するか」って人さまざまで、

●すぐに反応する人(応援の電話をかけてくる人はこんな人かな)

●チラシを取っておいて、あとで反応する人(時間が経ってから突然来たりする)

●すごく気になっているけど表に出さない人、躊躇してしまう人(一番多い)

●チラシに気がつかない人(しょうがない)

●見たけど興味がない人(対象外)


などがいらっしゃいます。


あとで反応しようとして、そのまま忘れてしまう人は、
けっこう多いと思いますので、

ポスティングしたお家に、再度折込を入れたり、
折込したお家に、再度ポスティングしたり、

繰り返しチラシを入れることで、その人達の反応が得られる場合があります。


「みんな興味がないんだ・・」
「私は必死に探してるのに・・」とやさぐれてしまわないように!

表には出さないけど、実はすっごく応援してくれている人、
チラシを自らコピーして配ったり貼ったりしてくれている人、
実はこっそりと捜してくれている人、は
思いのほかたくさんいますからね。

猫さんは必ずどこかで飼い主さんの声を聞いているし、見えないところで必ず誰かが手伝ってくれているから


1回でだめだったからと絶望して止めないこと。
(むしろ最初で反応がないことも普通と思うこと。)


まず知ってもらうこと。

そして、「まだ探している」ということを伝え続けること。


大事だと思います。

過去記事→迷子ペットチラシは同じ家に何度も配っていい?


なにがいつ、どうつながるか分かりません。

「よーし次いってみよう!」
「とにかくやってみよう」
の気持ちで(^^)/ 



年末年始は地元の方に知っていただくチャンスです。


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ポスターデザイン「Z」の法則

「Z」=ゼットです。

ポスターを見るときの人の「視線の動き」に合わせて
デザインする方法です。

人は、左上から読み始めて、
ナナメにざーっと見ていくのだそうです。


こんな感じ ↓

maigo2


こんな感じで、人の視線が動く位置に
重要な情報(写真)を持ってくるといいです。


maigo1


レイアウトで悩んだら、このように配置してみてください!


 


 

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迷子ペットポスターは目立ってなんぼ

「ねこてっくすのポスターやチラシは、なぜ、赤・青・黄色なのですか?」
と聞かれたことがあります。


一言でいえば「目立つから」なのですが、
補足しておきますと、、


迷子のペットさんを探していて、他の人からの情報が欲しい場合、
なによりも大事なのは、

「探している」ということを知ってもらうこと
ですよね。


そのためまずは、ポスターやチラシ「そのもの」に注目してもらう必要があります。


他の広告と一緒によくよく見ずにぺっと捨てられてしまっては、だめなんです。

「え?なになに?」「これなに?」と思ってもらわないとだめだと思っています。


で、人間の目というのは、まず「原色」に引き寄せられます。

信号機もしかり。原色の代表は、「赤」「青」「黄」ですね。


そんなわけでこの3色を使って、まず人の意識を引き、

で、そこで初めて「読んでもらう行為」につなげることができると考えています。


なので、「まずポスター・チラシそのもの」に注目してもらうために
この3色を使っています。




「色」以外でも目立たせる方法があります。


もし動物病院など、たくさんポスターが貼ってある中で「目立たせたい」と思ったら、

紙の大きさを「他のものと違うサイズにする」ことです。

貼ってある他のポスターが、どれもA4サイズだった場合、
一つだけB5サイズがあると「ん?」と思って視線が向きます。


人間は、「他と違うもの」に視線がいく傾向があります。


折込チラシもそうです。

新聞に折り込まれている多くの広告は、B4やB3サイズですので、
A4やB5サイズは、小さくても逆に目立ちます。

しかも、小さいチラシは一番手前に折り込んでくれることがほとんどですので
最初に目に入れることができます。



というわけで、

ねこてっくすのポスターやチラシは、いろいろな作戦のもと
作られています。(^^)v

今まで90万枚ほど印刷して、実際に多くの結果が出ているデザインですので
ぜひ参考にしてみてください。


ご自身でつくる飼い主さんも多いと思いますが、
せっかく作るのなら、人の記憶に残るポスターやチラシを作りましょう!

重視すべきは美しさではなく、インパクト!

目立ってなんぼですので、思い切って作りましょう!!







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チラシから何件ぐらいの情報が入る?

チラシを使って捜索した場合、
はたして何件ぐらいの情報をもらえるものなのでしょうか?

飼い主さんからいただいたアンケート(2016年6/10~実施分)を
もとに平均を出してみました。

ちょっとアバウトですみません・・
猫違いの数・一部には「応援」の数も入っています。
(みつかった猫の飼い主さんのみのものです)


配った枚数 → 連絡をもらった数

30~100枚 → 0~2件
150~300枚 → 2~5件
(今回この間のデータはなし)
1000~3500枚 → 2~20件
(今回この間のデータはなし)
6000枚以上 → 6~20件


もしかしたら、「少ないなあ~」と

思われた方もいらっしゃるかもしれません。


参考までに・・

企業が出す折込チラシの反応率というのは、0.01%〜0.03%、
良くても 0.1%〜0.2%程度と言われています。

これは10,000枚まいて、1件とか
良くても1,000枚で1件という感じですね。


それらに比べると、

この数字は、はるかにはるかに高い数字です。


それだけ、みなさんが関心を持って見てくださっているということです。

ありがたいことです!


地域によっても反応が違ってくるところがあるかもしれませんが、
これだけ協力してくださる方がいるということは、
とても心強いことだと思います。


 

 


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迷子ペットチラシは何枚まけばいい?

・チラシは何枚まけばいいのですか?

・他の方は何枚くらい印刷されているのですか?

・何枚まいたらみつかりますか?

と、よくご質問をいただくのですが・・・


これは、具体的に「何枚です」とは
お答えできないので、
お答えしておりません。すみません。(> <)


まず、飼い主さんが捜索している地域が
住宅地なのか、商業地域なのか、田園地帯なのか、山間部なのか、
私には分からないからです。

それと、チラシを配布できる人数・時間・体力・ご予算によっても
それぞれのご家庭で違いがありますので、
実際に注文される枚数も、かなり幅広いです。

なので、
「みなさんは●●枚印刷しています」
と、お伝えするのも、むずかしいです。(> <)


そして、「何枚まいたらみつかる」という
根拠などはありませんので、残念ながらこちらも分かりません。。


で、そういった場合ですが、

私は捜索する範囲(距離)でご提案をしています。


脱走直後であれば、まずは50~100mくらいの範囲を
目安に配布を考えてみてくださいとお伝えしています。

地図(紙・web)で、ご自宅からだいたいの距離の円を描いてみて、
その中に家が何件ぐらいあるか数えてみると、
だいたいの配布枚数が分かります。

または、チラシを配りたい地区(町名)をあらかじめ決めて、
お近くの新聞店やポスティング業者さんに、
「この地区とこの地区にチラシをまくとすると、何軒位ありますか」
と聞いてみるとよいかと思います。


不明から1ヶ月くらい経過している場合や、
もともと活動的な猫さんの場合は、
1.5kmくらいまでの範囲をみてもらっています。

実際の猫さんを発見した際の移動距離について、最近の例を見ますと、
(保護までに比較的、時間がかかった場合)

・45日後、2km先で発見
・17日後、1km先で発見
・33日後、1.5km先で
・45日後、1km先で
・47日後、5km先

などなど、1.5km前後でみつかっていることが多いです。

これらの場合に関しては、1000枚単位で
何回かに分けて配られている飼い主さんが多いです。

同じところに何度も配るのも重要です。

こちらもご参考に↓
迷子ペットチラシは同じ家に何度も配っていい?


参考までに、ねこてっくすの統計でも、
注文枚数1000枚以上の飼い主さんの方が、圧倒的に発見率は高くなっています。




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